マテリアル事業 Raw Materials Business
世界中の原料と向き合い、 価値の“起点”をつくる。 世界中の原料と向き合い、 価値の“起点”をつくる。
長年培った世界中の産地とつながるネットワークを背景に、ウールやコットン、リネンなど多様な原料を調達しています。南アフリカやオーストラリアなど各地に赴き、産地ごとの特性を最大限にいかした原料開発を推進しています。「ORGANIC FIELD®」やリジェネラティブ・コットン、ZQ+など、環境・社会に配慮した取り組みを強化し、持続可能で付加価値の高いモノづくりを支えています。

私たちの取り組み
Your Creative Partner in Materials
ものづくりの価値は、
原料からはじまる。
私たちは、原料を求めて世界各地の産地や農家、紡績メーカーを訪ねています。現地での対話を通じて、原料が生まれる背景や工程を深く理解し、その裏側にある価値を捉えています。目に見えないプロセスまで理解することが、素材の価値を高め、お客さまからの信頼につながっていきます。

原料へのこだわり
原料生産を取り巻く環境課題は、年々深刻化しています。スタイレムは、素材そのものだけでなく、その背景にある環境や生産のあり方にも目を向け、持続可能なものづくりに注力しています。
ORGANIC FIELD®の
取り組み

移行期の農家を支える
ORGANIC FIELDは、インドの農家のオーガニック農法への転換を支援しています。従来のコットン栽培では、農薬や化学肥料を使用することにより、土壌や水質、生態系だけでなく、生産者の暮らしにも影響を及ぼしてきました。一方で、オーガニック農法への転換には時間が必要であり、移行期間中は収穫量や収入が不安定になるなど、農家にとって負担となります。私たちは、「コットン・イン・コンバージョン」と呼ばれる移行期のコットンを継続的に買い取ることで、農家が安心してオーガニック栽培に取り組める環境づくりを進めています。また、種の選定から綿花栽培、糸の生産までをオーガニックのプロセスで管理し、トレーサビリティの確保にも取り組んでいます。素材そのものだけでなく、その背景にある環境や人にも寄り添いながら、持続可能なものづくりを進めています。
リジェネラティブ・
コットンへの取り組み

土壌を再生し、育てる
地球環境や農業を取り巻く課題が深刻化する中、私たちはオーストラリアやアメリカなどで注目されている「リジェネラティブ(再生型)農業」の考え方に共感し、アメリカの大規模農業企業「J.G. Boswell Company」とともに、土壌環境や生産背景に配慮した綿花づくりの取り組みを進めています。
リジェネラティブ・コットンは、土壌を「使い続ける」のではなく、「再生し、育てる」という考え方に基づいて栽培されるコットンです。不耕起栽培やカバークロップ*1などを取り入れ、自然の循環や土壌生態系に配慮しながら持続可能な農業につなげています。私たちは、地域や生産背景に適した方法を取り入れながら、自然環境と調和するものづくりに取り組んでいます。
土壌侵食を防ぎ、土壌に有機物を加えることで、土壌改良に役立つ作物
ZQ+への取り組み

自然を守る生産のあり方
ZQ+は、ニュージーランドの牧羊農家を起点に、自然と共存しながら未来へつながる生産を目指す再生型農業指標です。気候変動、生物多様性、動物福祉など、環境・動物・人の視点から農場の取り組みを評価し、その生産背景を可視化しています。近年、素材そのものの品質だけでなく、「どのようにつくられているか」がより重要視されるようになっています。私たちは、環境に配慮しながら持続可能な生産を目指すZQ+の理念に共感し、ZQ+ウールを採用しています。
さらに、原料から生地まで、一貫したトレーサビリティを担保し、生産背景が見えるものづくりを推進しています。いま求められているのは、「自然に還る素材」であると同時に、「自然を守る生産のあり方」です。だからこそ私たちは、ZQ+という次の一歩に注目しています。